大荷物な学生時代
私がミニマリストになったきっかけを探ると幼少期まで遡るかもしれない。
冒険モノのマンガや小説が大好きだった。
冒険者達が小さなカバン一つで旅をするのを見るのが心躍ったし、その鞄の中身が小さいながらに気になったものだった。
受験生だった高校生の頃はよく勉強をしていた。
家では集中できなかったので、学校や塾、図書館で勉強していた。
私は全科目を少しずつ毎日勉強したかった。
教科書や参考書、調べ物をするための辞書。
相当な量の荷物だった。
リュックにそれらの荷物を詰めていたが、あまりの重さに半年ほどでリュックの紐が切れてしまうほどであった。
リュックの肩紐が切れると寿命だということで買い替えていた。
今となっては、勉強の効率が悪かったとわかるが、当時の私はたくさんの教材を持ち歩いていないと不安で仕方なかった。
それに、私以外にもそうゆう荷物を持ち歩いて登山の如く通学している学生はたくさんいた。
身軽になった大学時代
その登山スタイルが大学に入学して変化する。
相変わらず勉強は好きで自宅で集中できないのは同じだった。
ただ受験勉強が終わったので合否の危機感は薄れていた。
高校の頃よりおしゃれに気を使っていて、登山のような大荷物ではなくスマートに行動したいと考えていた。
受験時のハードさはないものの、定期テストのための勉強は必要であったし、実家への帰省時なども勉強道具を持ち運ぶ必要があった。
そこで私はiPadを使った。
大量の参考書や教科書などの書籍と、講義のプリントをスキャンしてデータ化し、iPadで参照、書き込めるようにしたのだ。
結果的にちょっとした空き時間
例えばスタバのコーヒータイムに
新幹線の移動時間に
友達との待ち時間に
勉強できるようになり、成績も上がった。
被災して気づいたこと
もう一つのきっかけは3.11と新潟での大火事である。
3.11では大きな被害は出なかったが実際に被災した。
本棚は倒れ、部屋にはたくさんのモノが散乱し足の踏み場もなかった。
モノに命を奪われるかもしれない恐怖。
思い出も財産が一瞬で失われてしまう悲惨さ。それを目の当たりにした。
そして地震が再び起こり、津波警報が発表され、避難することになった。
その時にパッと掴んだのは、iPadと携帯と結婚指輪だけ。
結局津波は来なかったが、私に本当に必要なものってこれだけなのかもしれないと思った。
それがきっかけでこんまりさんの書籍などを読み、ミニマリストに興味を持ち、断捨離をすすめていって、今に至る。
そして不要品は処分し、書籍や写真はデータ化して、無闇にモノを買わない生活を送ってかなり家の中がスッキリしました。
今後具体的な断捨離の方法も綴ってみようと思います。
コメント