知らなかったが村上春樹はもともと旅エッセイを多く書いているらしい 。
ウィスキ ーとか 、走ることについて…のエッセイしか知らず 、
これまでは読んでいなかった 。それらのエッセイはそれらのエッセイでおもしろかった 。
エッセイのテ ーマがウィスキ ーとランニングについてしぼられていて、
村上春樹の日常や村上春樹が考えていることを知るにはよかった。
しかし私はウィスキ ーも飲まないし走りもしないので 退屈な話もあった 。
しかし今回は私が好きな旅がテ ーマで
村上節の独特な比喩表現もあり 。
哲学からジャズのレコ ードからポ ートランドのおいしい料理からくまモンまで 。
脳裏にありありと様子が浮かび、海外旅行に行きたくなった 。
村上春樹作品で海外の描写が出ることがある 。
こうゆう視点で海外を見てたんだなと発見だった 。
海外の 、特にギリシャの島やイタリアでの描写は 村上春樹の小説を読んでいるようだった 。
逆にむしろ小説での描写がエッセイ的なのかもしれない 。
私は 村上春樹さんの小説の特に生活描写が好きだ 。
運動をしたり洗濯をしたり料理をしたり 。音楽を聞いたり 。
この旅エッセイはそんな描写もかいまみえて 、
むしろどっぷりつかれて 、村上節を求めている私にはぴったりであった 。
サクッと村上春樹に浸りたい方におすすめである。
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